“野菜マフィン”の「AS muffin」。仲良し姉妹が目指す、人と人との関係をつくるおやつ。

“野菜マフィン”の「AS muffin」。仲良し姉妹が目指す、人と人との関係をつくるおやつ。|CAKE.TOKYO

横浜の住宅街・弘明寺から漂ってくるバターの香り。そのいい香りを辿っていくと現れるのが、野菜を使ったマフィンやスコーンを販売している「AS Muffin」。姉のあやこさんと妹のさとこさん、姉妹ふたりで切り盛りしているお店です。 写真左:姉のあやこさん 右:妹のさとこさん 「私たちのマフィンをきっかけに、家族や友だち同士の絆がもっと深まるとうれしいよね」と笑い合うおふたり。仲良し姉妹がお菓子にこめて届けたい想いについて、お話を聞きました。 マフィンが人と人とをつないでくれる 季節ごとに旬の野菜を使ったマフィンが並ぶ「AS Muffin」。看板メニューが「にんじん&ピーナッツバターマフィン」です。にんじんをすりおろして生地に混ぜ込み、仕上げにピーナッツバターを乗せて焼き上げています。さっくりした食感とふんわりした甘み。ピーナッツバターの塩気のアクセントが絶妙なバランスです。 野菜は知り合いの農家さんから入手するなど、できるだけの地場のものや横浜の野菜を使っていますが、基本的には普通のスーパーや八百屋さんで手に入る野菜です。それにはあやこさんと、さとこさんのこんな想いがこめられています。 あやこ:「AS Muffin」のマフィンを、どんどん真似して作ってほしいんです。だから、できるだけ手に入るような材料を使うようにしています。マフィンって基本的に一個ずつ作るものじゃないですよね。だから誰かと一緒に食べたりプレゼントしたり、コミュニケーションのきっかけになったりできると思うんです。 「おいしい」の先にある人と人とのつながりを作りたい。そんな想いのこもったマフィンは、妹のさとこさんがひとつひとつ丁寧に手作りしています。 姉妹でお店を切り盛りするわけ マフィンの製造は妹のさとこさん、ブログの更新やマルシェの出張販売は姉のあやこさんと、役割分担をしているふたり。お話を伺っているなかでも息の合った雰囲気が感じられましたが、実は自宅に工房を作り一緒にお店をはじめてからまだ1年足らずだと言います。 さとこ:2008年から私ひとりで「S Muffin」というお店をはじめたのですが、製造のほかに、事務的なことも自分ひとりだとなかなか手が回らなくて……。

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